2024/10/14
アスベスト事前調査:3つの重要な注意点と解決策
またしばらく更新さぼってました・・・それではここから本題のお話をしましょう。
アスベスト事前調査は、建物の解体や改修工事を安全に進む上で常に重要なプロセスです。
当社の石綿含有建材調査員として、日々の調査で特に注意を払っている点と、その解決策をご紹介します。
1.見落としやすい場所の調査
注意点:建物には、見た目だけでは気づきにくい材料が使用されている場所があります。例えば、天井裏、床下、配管の周囲、電気系統の周辺などは特に注意が必要です。
解決策:
- 建築図面を綿密に確認し、潜在的なアスベスト使用箇所を事前にリストアップする
- 専用内視鏡カメラを使用して、目視が困難な箇所も気づいて調査する
- 過去の改修履歴を確認し、後付けで使用された可能性のある材料にも注意を続ける
2. 劣化したアスベスト含有材料の取り扱い
注意点:経年劣化や損傷によって、アスベスト繊維が飛散しやすいような材料があります。解決策:
- 調査前に建物全体の状態を確認し、劣化箇所を特定する
- 適切な個人保護具(高性能マスク、保護衣など)を着用して調査を行う
- 劣化した材料のサンプリングは極力抑え、必要に応じて湿潤化処理を行う
3. 複合材料の見極め
注意点:アスベストは様々な建材に混ぜられて使用されてきました。塗料、補強材など、一見してアスベストを含んでいるかどうか判断が難しい材料も多くあります。
解決策:
- 建材データベースや過去の調査記録を活用し、疑わしい材料を特定する
- 不明な材料は必ずサンプリングを行い、専門の分析機関で成分分析を依頼する
- 定期的に最新の建材情報や調査技術に関する研修を受け、知識を更新する
まとめ
アスベスト事前調査は、建物利用者の安全と健康を守るための重要な作業です。当社では、これらの注意点を常に意識し、最新の技術と知識を用いて、精度の高い調査を行っています。
解体や改修工事をご検討の際は、専門知識を持った調査者による正しいなアスベスト事前調査が必須です。
ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
安全で確実なアスベスト調査は、私たち有限会社野崎重機建設興業にお任せください。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。