分析機器の紹介

電子顕微鏡 Miniscope® TM4000

電子顕微鏡(SEM)によるアスベスト判別

SEM分析画像

クリソタイルの化学構成式: Mg6Si4O10(OH)8

スペクトル及びピーク、画像の繊維形状からクリソタイルと判別されます。

  • 1,000倍以上の拡大写真
  • スペクトル分析による元素同定
  • 繊維形状の詳細観察
電子顕微鏡によるアスベスト分析

電子顕微鏡では、アスベスト繊維の形状や構造をマイクロメートルレベルで観察することができます。高倍率での観察により、繊維の特徴的な形状や大きさを詳細に分析することが可能です。

偏光顕微鏡 Nikon ECLIPSE LV100ND

偏光顕微鏡で視たアスベスト

偏光顕微鏡は、アスベストの種類を特定する上で重要な分析手法です。アスベスト繊維の光学的特性(複屈折率、消光角、多色性など)を詳細に観察することで、アスベスト繊維の種類を正確に同定することができます。

偏光顕微鏡によるアスベスト分析

前処理の説明

四318LABOで行う、アスベスト分析時の「検体前処理」の手順

具体的な手順:

①前処理

試料の種類や状態に応じて、粉砕、溶解、灰化、酸処理などの前処理を行います。

②電子顕微鏡観察

捕集したアスベスト繊維を電子顕微鏡(SEM/EDS)で観察し、EDS分析によってその種類を特定します。

③種類同定

電子顕微鏡観察とEDS分析の結果に基づいて、アスベストの種類を特定し、写真撮影によって記録します。

④特殊なケース

建材にあまり利用例がない新三種のアスベストを発見した場合、偏光顕微鏡による光学特性の確認も必要になります。

安全対策:

LABO内環境管理

LABO内は、負圧化と空気の入れ替えによって、アスベスト粉じんの拡散を防ぎます。

薬品管理

蟻酸処理に使用する薬品は、厳重に管理されます。

重要なポイント:

  • アスベスト分析は、試料の種類や状態によって、適切な分析方法を選択する必要があります。
  • 安全管理に十分配慮することが重要です。
  • 複数の分析方法を組み合わせることで、より正確な分析結果を得ることができます。

実際の前処理作業の様子です。クリックすると動画が再生されます。

アスベスト分析の前処理

実体顕微鏡 Nikon SMZ1270

実体顕微鏡は、アスベストの一次スクリーニング(初期判定)に用いられ、試料中の繊維状構造の有無や形態を観察するために使用されます。

偏光顕微鏡による分析のプロセスのデモンストレーション

このようなアスベストの特性の組み合わせにより、これらの試料が以下のフローチャートの通りに特定されます。

アスベストの光学的特性1
アスベストの光学的特性2

偏光顕微鏡で視たアスベスト

偏光顕微鏡で視たアスベスト